7月７日に『涼宮ハルヒの憂鬱』公式サイトが一日限定謎の更新を実施

2020年7月7日、『涼宮ハルヒの憂鬱』公式サイトに謎の更新がありました。

公式サイトには“七夕緊急ミーティング！”というリンクが貼られており、クリック（タップ）すると涼宮ハルヒ役の平野綾さんらしき声で、アニメBGM“短冊の向こうに”のハミングが再生される。そのまま見続けていると、冷やし中華始めました。と表示されしばらくするとトップ画面に戻りました。
7月7日は「冷やし中華の日」でもあり、おそらく公式初期に描かれていた中華ねこマンとかけていたのではないのでしょうか。

“笹の葉ラプソディ”とは、ハルヒたちが16年後と25年後にかなえてほしい願いごとを短冊に書く原作小説のエピソードのこと。同エピソードが収録されている『涼宮ハルヒの退屈』の発売から16年後の七夕に開催するという、何とも粋なイベント

ここで過去に私が知る限りの公式サイトのホームページにてあった出来事を七夕の出来事あった出来事をまとめていきたいと思います。

まずは「Internet Archive」で涼宮ハルヒ公式サイトの運営が開始されたのを追っていくと「2006年4月15日」に開設されていることが確認できます。

2007年07月07日

「涼宮ハルヒの憂鬱」のアニメ第二期の放映が決定され、当時の朝日新聞朝刊に全面広告「私は、ここにいるハルヒ二期決定！」が掲載され、公式サイトより先に新聞広告にて発表されたこともあり当時話題になりました。
新聞広告を受けて七夕の夜に公式サイトで公開されたのは、約23分の実写映像。学校の監視カメラの映像という設定（だとしてもカメラが設置されすぎ）で、「涼宮ハルヒの退屈」の「笹の葉ラプソディ」を実写化したものでした。原作を読んでないと意味がわからないような映像が流れていました。こちらは動画となっており、現在では確認することができませんでしたが、公式ではありませんが、「涼宮ハルヒが通っていた東中学校の監視カメラ映像」で確認することができます。当時の記事を確認してみると

映像が公開されたのは、07年7月7日21時頃～07年7月7日22時頃まで。ニュータイプチャンネルの映像もハルヒ公式サイトの映像も22時頃には消えたようです。要するに、原作のエピソードのイメージを忠実に再現していました。時々誰も映ってない用具室、体育館、校舎外観などに切り替わりますが、基本はハルヒとキョン。
えー…とりあえず、長いです。そしてハルヒ的です正直、かなり長いです。原作をリアルタイムに近い状態でなぞった上、126MBもあるflv動画にアクセスが集中したせいか重くて再生がガクガクする事もしばしば。そもそも公式サイトは開く事すらほとんど出来なかったので、公式が軽くなるのを待っていた人は、結局何も見れなかった可能性が大。
後、原作未読・アニメ前作未視聴の人には意味不明な映像だったでしょう。前作が時系列ばらばらのシャッフルで放送された事とも似た、いかにもハルヒっぽい演出です。わかりやすくていねいな情報提供はせず「ハァ？　何これ？」と思わせる。興味を失って去る人はそれでいい、気になって自ら情報を集め始めついてくる人にはすごい物を見せる、という方向性です。

となっており当時のインターネット事情は今みたいに光回線ではなくまだADSL回線がある時代でもあり、またPCの性能もまだ低かったのもであったので私も当時確認することができませんでした。そもそもアクセス集中もあってサーバーが落ちて見れませんでしたが。

2008年07月07日

「Internet Archive」で確認すると“七夕緊急ミーティング！”というリンクが貼られており押してみると、願い事を短冊に記入する画面が表示されますが、こちらは当時の記事を確認できませんでした。

2009年07月07日

上と同じように表示されていたようですが、「Internet Archive」で確認することはできませんでした。

他の記事で確認してみると、短冊に願い事を書いても特に何も無かったようです。

ちなみに、作中でハルヒが説明していましたが、地球からアルタイルまでは16光年、ベガまでは25光年離れているので、それぞれ16年・25年先に叶えて欲しい願い事を書くために2つあるそうです。キョンが「往復で50年後とか32年後の話になるんじゃないのか？」と突っ込んでいましたが、ハルヒは「神様なんだからそれぐらいなんとかしてくれるわよ。」と返していたので、きっとなんとかしてくれるのでしょう。ということで、結果がわかるのは最速で16年後です。

こちらは単純に計算すると結果がわかるのは、少なくとも「2025年」になりそうです。

そして、2020年7月7日限定で公式サイトでトップのように表示されました。